豆知識

お墓と石材に関する豆知識

吉日と刻む意味

仏石にこのように刻んであるものをお見掛けしませんか?
建立した月、吉日
なぜ吉日なのでしょうか?
そもそもお墓を建立することはおめでたいことであり、すべての日が吉日なのです。
仏滅であろうがお釈迦様の前では全く意味のないことなのです。
すなわち、お墓を建てる事が吉であり、いつ建てようとも吉日となります。

納骨、お遺骨の納め方

納骨におきまして、今では骨壺ごと納めるのが普通になってしまいましたが、正しくは「さらし」に包み「写径」を一緒に埋葬してあげる事がよいでしょう。

仏教の考えでは、お遺骨は大地、すなわち土へと帰って頂き、そして生まれ変わると言われてきました。
また、骨壺のままで納めますと
結露により骨壺の中に水が溜まってしまい
お遺骨が水浸しになってしまいます。
そういった事からも、土中に埋葬をおすすめしております。
※宗派によっては骨壺のまま納める事を正としている場合もございます。

年忌法要

人の死後、毎年回ってくる死亡月日を
「年忌」といい、その日に営む法要を
「年忌法要」といいます。
一般的に、六回行うものとされ、死後一年目の「一周忌」 その翌年の「三回忌」(数えだと2年目)
以後「七(六年目)・十三(十二年目)・十七(十六年目)・三十三(三十二年目)回忌」と年忌法要を営むことが多い。

塔婆、五輪塔の形の成す意味

五輪塔もお塔婆も仏教での最高の形と言われています。この形には意味があり、上から空・風・火・水・地を表しています。
因みに、塔婆の語源はサンスクリット語のストゥーパから来ていると言われています。

七本塔婆

初七日(しょなのか)、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)
五七日(いつなのか)、六七日(むなのか)、七七日(しちしちにち)と七日ごとの法事で利用します。
七日ごとに裏返したりして、目印としても使用

開眼・閉眼供養

開眼供養とは、建墓の後に行う儀式
仏像の目を最後に入れたことがその由来とされている。(入魂、御霊入れ等)
閉眼供養とは、移転や改装、追加彫りの際に行う。(抜魂、御霊抜き等)

灯篭の意味

お墓にとって最高のお供え物とは何かご存知でしょうか?
もちろんお線香や故人の好きだった物もそうですが「お墓にとって」
最高のお供えは「火」なのです。
災いを除く力をもつといわれている「火」
それを灯すのが灯篭なのです。